善本社
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タイトルと表紙が売れなそうな雰囲気を醸し出している 、『いまに生きるインドの叡智』。
しかし内容は、偏りのない客観的な立場でインドとヨーガの歴史をよくまとめてあり、教科書的に全体を俯瞰するには非常に良い本です。
特に第一部と第二部は、用語や概念の出典と変遷についてもていねいに追われており、参考文献の紹介も詳しいので、学術的にもレファレンスとしてかなり参考になります。
第一部はヴェーダとウパニシャッドまで。これと辻直四郎の『ウパニシャッド』を読めば、各種ウパニシャッドの特徴はだいたいつかめるので、次に全訳を読んでみたいものも絞れてきます。(高いんですけどね。。)
第二部はヨーガの経典類。ヨーガを学ぶ上で必要な用語は大体網羅され、よくまとめられています。マニアックな所では、経典ごとの登場アーサナ名一覧が興味深いです。
第三部は近代のグルと呼ばれるヨーガ行者達の略伝になっています。このあたりはほとんど知らなかったので、概要をつかむのに役立ちました。読み物として楽しめます。
指定図書でなければ手に取らなかったであろう良書。
古本で買ったらサイン本だったので、大事にしたいと思います。
#追記(2009.5.10)
その後、成瀬先生にお会いし、改めてサインをいただきました。なんと前のサインから10年が経っています!家宝です。(表紙が今風でないのは10年前の本だからですねっ。ごめんなさいごめんなさい、、)
今はすっかり先生のファンで、ハタ・ヨーガを師事させていただいています。




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