上村 勝彦 『バガヴァッド・ギーターの世界』

岩波文庫の『バガヴァッド・ギーター』を訳した上村勝彦氏によるギーター解説本です。

面白いのは、インド文学者である上村氏が天台宗の僧籍も持っており、大乗仏教とギーターに多くの共通点を見いだし、その比較を交えながらの解説になっていることです。

ギーターの説く梵我一如の思想は、大乗仏教の如来蔵思想、本覚思想に受け継がれています。大乗経典『涅槃経』や本学思想を説く『真如観』には、ギーターと酷似した内容がいくつもあるのです。

けれど、仏教にもインド哲学にもなじみがない人には、かえって混乱してしまう内容かもしれません。
大乗仏教からみたギーターであることを強調するサブタイトルがついていたら、もっと本当に興味がある人が手に取るのではないかと思うのですが。もったいない。。

関連する記事:3件

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 上村 勝彦 『バガヴァッド・ギーターの世界』

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.lfd.jp/mt/mt-tb.cgi/244

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。


熊谷 惠雲 (vivian)
プロフィール

サイト内検索



アーカイブ

Today's Photo
from Instagram

more photos..